ハワイの想い出【ケナード家】その2

ハワイの想い出【ケナード家】その2
一番背の高いKenさんはコンチネンタル・エアライン（2010年ユナイテッドエアラインと統合）のパイロット。ピアニストになる夢を泣く泣く諦めてパイロットになったと聞かされて非常に複雑な思いになった。目をつむった写真が多いのはフラッシュに弱い青い目のせいだと言っていた。
赤いシャツの恵子さんは英語教師をした後にKenさんと出会い結婚。聡明かつザ・笑顔の持ち主で穏やかなムードを自然に創り出せる女性だった。恵子さんの作るラザニアは最高に美味しくて今もラザニアが好きなのは恵子さんのせいである。
ボーダーTシャツの長男ショーンは芸術肌で12歳のこの頃からピアノの才能を発揮し、ハワイでは有名人になりつつあった。
赤いTシャツの次男イアンは理数系で10歳で中・高生の問題を解く姿を見た。照れ屋で口数は少なかったがその存在感は両親の良いところを併せ持っていた。
末っ子長女、美人のエリンは水泳が得意な面倒見のよい女の子。英語を全く話せないコセガレにジェスチャーと得意のスマイルでずっと相手をしてくれていた。
（つづく）

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