STUDIO POOL—BLOG

’16

Jul

31

ホゴケン GO / 保護犬ボーダーコリー #001

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【 ホゴケン GO 】シーズン1_01

「落ち着くのだ」

2016年7月某日 妻からふと連絡が入る。某所で保護されているボーダーコリーの面会に行くと言うのだ。情報によると殺処分待ちのところを保護されたオスの成犬であるらしい。妻にはとうの昔に自分のボーダーコリー贔屓はバレており『とりあえず会うだけ会ってみる』という約束で保護施設に向かった。こと犬のことになると妻は全てにおいて用意周到で息子のスケジュールまで抑えていた。保護施設に行くのは初めてではないがやはり様々な感情が交錯し慣れることもない。
現場に到着し挨拶を済ませいよいよ面会という時、施設の奥に元気にはしゃぐ(少々暴れている様にも見えた)ボーダーコリーが見えた。『あれかな?あの子だったらちょっと難しいかな…』というのが率直な第一印象である。ご存知の方も多いと思うがボーダーコリーはそもそも牧羊犬として開発され運動量も並大抵ではなく、IQの高さは犬の中でも群を抜いてナンバーワンなのである。つまるところ賢い犬ほど躾が大切で大変であるということだ。スタッフの方にじゃれつく姿はその躾に難あり?と映ったのだ。
しかしである。我々を前にした途端ボーくんは態度を急変させた。特に息子に対し昔からの知り合いであるかのような従順かつ甘えた仕草で我々をうならせた。互いを見つめ合う両目から信頼ビームが発せられていた。第二印象がガラリと変わったのは言うまでもない。とても大人しく甘えん坊で人懐っこい。『やばい…あかん…かわいい…』先述通りそもそもボーダーコリー贔屓なのである。昔から犬と暮らすならボーダーコリーだと思っていた。それを見ぬいたかのようなその態度に愛嬌に完全にハートを鷲掴みされてしまった自分が居た。
『落ち着け!落ち着くのだ仲里!相手はボーダーコリーであるぞ!今までの生活がガラリと変わるのだ!その覚悟はあるのか!!!』我に返りつつも犬舎から聞こえてくる他の犬たちの吼える声と蝉の鳴き声が入り混じる喧騒の中、ワンともスンとも言わずただ大人しく息子に撫でられるその犬を呆然と見つめた。

(つづく)→ #002

Lapu / ボーダーコリー / 動物たち

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