’11
Feb
21
犬と暮らして気づいたこと。
Hula
スタンダードプードル ♀(ブラック) 極めて温厚。
2011年2月 12歳間近で天国へ。
Lei
トイプードル ♀(アプリコット)快活で愛想よし。
2010年6月 10歳で天国へ。
彼女たちは友達であり子どもの様でもあり
相談相手で、そして良き理解者だった。
犬と暮らして気づいたこと。
それは「待つ」ことだった。
犬は一生のほとんどを「待つ」ことに費やしている。
食事を待ち、散歩の時間を待ち、家族の帰宅を待ち、
就寝も目覚めも飼い主に全て従い、
そしてまた次の日を待って
翌朝に新しい「待つ一日」を始めていた。
いつ誰が帰って来るかもわからないまま
家族の人数を数え、最後の一人が揃うまで
ひたすら待ち続ける彼女たちの
帰宅時の歓迎っぷりやはしゃぎっぷりは半端なかった。
そして次に別れた後はいつ会えるかわからない、
また「待つ」時間が長いかもしれないという思いがあるのか
誰かが出かけるのを時には吠えて訴えるほどに
とても惜しんで見送るのだ。
まるで一期一会を知っているかのように。
犬と暮らして気づいたこと。
人も時間も黙して待つこと。
出会えた喜びはその都度 素直に表現すること。
別れも素直に惜しむこと。
そして
誰かをすぐに赦すこと。