STUDIO POOL—BLOG

’18

Feb

24

大杉漣さん「泣いたらアカンで通天閣

書こうか迷った挙句 書くことにした。

もう5年も前なるのか…と思う。
2013年の2月15日、日活調布撮影所のグリーンバックの前で
我々は俳優さんたちの到着を待っていた。
読売テレビ開局55周年記念ドラマ「泣いたらアカンで通天閣」の
ポスターデザイン&イラストを担当し、そのための写真撮影をお願いしていたからだ。
我々の緊張とは裏腹に大杉漣さんはとてもリラックスしたムードで登場され、
撮影が始まるとポーズリクエストにも終始穏やかに、
そしてにこやかに対応してくださった。
それどころか時折わざとおちゃめな表情をされたり
冗談を言ったりご自身で現場の空気を和やかにし、
最後のご挨拶まで至極丁寧な俳優さんだった。

それから映画やテレビで拝見する度にふとその現場でのことを思い出したりしていたが、
まさかのニュースに言葉を失った。
普通に話されているのによく通る大杉漣さんの声がまだ耳の奥に残っている。
心からご冥福をお祈りいたします。

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