高砂市 イヌイット

一週間前、旅の〆に訪ねた高砂市にある旧友ふっくんの店「イヌイット」。
1992年の春、日曜日毎に店作りやなんやかんやを手伝いに行っていた頃から
あっという間に23年も経ったのが信じられないが、自分が27歳だったというのもウソの様だ。
当時、大工仕事の合間に余った板切れになんとなく描いた絵を今も本棚に飾ってくれていた。
それを眺めながら何故これを描こうと思ったのかを考えていたが、
店のコンセプトに合わせ「北アメリカの古い店にありそうな古っぽい絵」
をテーマに描いたのだと思う。
その頃フェイクで作った古っぽい絵は23年の年月を重ねやや本当に古くなった。
懐かしいだけでは説明のつかない感情が沸き起こった。

…とよい雰囲気で終わりたいが、
『当時から仕事（大工仕事）から脱線してこんなことしとるな。』
というのが自分自身への正直な感想である。
絵描きあるあるも甚だしい。23年前の仲間にあらためて感謝である。

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