河野 甲さん カタツムリ

梅雨も台風もいつの間にどこへやら…なよい天気の大阪。
実は梅雨らしい日にアップしたいとずっとその日を待っていた画像。
今や自分の宝物の一つで、河野 甲さんというレザーワークの巨匠の作品である。
今からちょうど10年前の秋に奈良県室生村にあるギャラリー夢雲さんで河野さんの作品に出会ったときは衝撃的だった。皮革の造形作品一つ一つが今にも動き出しそうなほどリアルで、いかにも命が宿っている存在感だったからだ。
それからは作品展にお邪魔する度にいつか小さな作品でもいいから買って飾りたいと思い続け、
昨年の秋に『カタツムリ』制作をご依頼し今年の初めにそれが届いた。
本当に精巧に出来ていてどの角度から何度観てもやはり命が宿っている。
モチベーションを上げたいとき、集中力が途切れそうなときにこのカタツムリを眺めることが多い。河野さんがこの作品を作られている姿を想像し、その集中力や細部にまで行き渡っている技術力がこのカタツムリがアンテナとなって自分に入って来る気がするからだ。
次に狙っているのはクジラか甲虫。一部屋に一つ、河野さんの作品があれば感度が上がるのでは？という単純な発想からして河野さんの様になれる日は程遠い。。。

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