グラサン キティ ブレブレユニット PK !

グランフロント大阪で1周年イベントとして開催されていた「アート・キティ・パレード」は6日をもって無事終了いたしました。初のユニット「PK !（仲里カズヒロ ／ 栗田真一）」として大変有意義な時間を過ごせたと思います。本当に沢山の方々が足を運んでくださり、ご感想を賜り、画像をアップしながら宣伝までしていただけてとても嬉しく感謝でした！心から厚く御礼申し上げます。また、関係者の皆様、参加アーティストの皆様にもあらためまして感謝申し上げます。

このお話をいただいた際にどんな路線で行こうか正直なところ大いに悩み、大いに迷いました。率直にこれといったアート思考がない自分に何ができるのか？と。ただひとつだけ『観る人が二度見する、凝視する仕掛けを施したい。』という思いが心に漠然とありました。相方の栗田とアイデア出しを繰り返しながらも『クスっと面白い作品＋感謝を表現』という意味合いの決定打が一向に出ず、企画書提出の当日夜中にようやく今回の方向が決まり、ラフスケッチを添えた企画書を作成・提出し、数日後にOKの返事をいただいた時でさえ悦びと共に実は内心不安がありました。相方の栗田とはもう12年以上もコンビを組んで仕事をしてきた仲ですがアート作品作りは初めてで、これまでのビジネスや遊びとは違う感覚が必要なんだろうという思いもありました。更に今まで試みたことのない作風がスケッチ通りに果たして上手く完成するのか？作品として成り立つのか？他のアーティストの足を引っ張りはしまいか？観覧者に受け入れられるのか…　等、作業場に届いた真っ白なモックのキティちゃんに粛々と塗り作業をしながら不安と闘っていた次第です。

制作にかかって二日目の夜、一番不安だった目のブレが完成した時、初めて我々はニヤリとしました。画竜点睛ならぬ画竜連睛とも画竜振睛とも言うべき作業の効果が見えたからです。暗雲が消え去り晴れ間から光が差し込んだ瞬間でした。そこからはただ一心に作品の精度を上げる作業を繰り返し『コンセプトがブレてるってそもそもタブーやのに、今回はブレてる方がええっちゅうことやもんな。何かおもろいよなぁ。』とようやく冗談を交えて話す余裕も出たほどでした。愉しい苦労の甲斐があって1ヶ月で5Kgの減量にも成功しました。

納品～設置が無事終了し、レセプションに呼んでいただき、その後そっと展示場所を見に行った目の前で、たまたま我々の作品を通りすぎようとしたお客さんが二度見をし立ち止まり、凝視の姿勢に入り、スマホで撮影をされた時はそれはもう嬉しくて、心で思いっきりハグしました（笑） 翌日からはFacebookやTwitter、instagramなどで次々にアップされる画像と共に『なにこれ～！？』『おもしろ～い』的なご感想が共通していたので本当に嬉しかったです。これもひとえにご高覧いただいた皆様のお陰でございます。

最後になりましたがお声がけくださったRCKTの大澤さん本当に有難うございました。海の物ともプールの物ともつかぬ自分に好い機会を与えていただき重ねて御礼申し上げます！とても愉しかったです！

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