奥田民生『息子』

たまには真面目な話。

奥田民生の『息子』という歌が好きでコセガレが幼稚園くらいの頃よく聴いていた。そのまんま自分の心情や信条がのっかってる様な歌詞にほんまにこの人、色んなことようわかってはるなあ。またそれをうまいこと表現しはるなあと染み染み思っていた。大学生になって成人式も終えたコセガレを多少意識しつつさっき久しぶりに聴いたけどやっぱりええ歌やなあとあらためて思う。

教育的指導が苦手だったせいもあるかも知れないが、自分自身がこの歌詞を普段からぼんやりとでも意識してたら何とかなるやろう…みたいな気持ちでコセガレと付き合ってた様に思う。アドバイス的なことを何もしてやれなかったのは親として申し訳ない気もするが、大した邪魔もしてない（多分）のでまぁそこはご破算ということで。

息子 ／作詞・作曲：奥田民生

半人前がいっちょまえに
部屋のすみっこずっと見てやがる
おーメシもくわず なまいきな奴だ

いじめっこには言ってやりな
そればっかりはやってられないよ
君たちも 大人になりな

それだけ言えたらもうバッチリ男

俺なんかよりずっとイケる
べっぴんさんにきっとホレられる
もうそれだけは気合い入れてやりな
おなかがすいたらすぐ忘れるくせに

ほうら 君の手はこの地球の宝物だ
まだ誰もとどかない明日へ

ほうら 目の前は透明の広い海だ
その腕とその足で 戦え

ほうら 目の前は紺碧の青い空だ
翼などないけれど 進め

そうだ あこがれや 欲望や 言いのがれや
恋人や 友達や 別れや
台風や 裏切りや 唇や できごころや
ワイセツや ぼろもうけの罠や

音楽