STUDIO POOL—BLOG

’13

Oct

25

七人の筆侍 鉛筆画

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12年企画の12年目、昨日がその最後の日。
多くの方々のご支援により無事完了の運びとなりました。
応援いただいた皆様に心から厚く御礼申し上げます。

よき友、よきライバルに恵まれた仕合わせな12年でした。

12年も同じ仲間でよく続けたとお褒めの言葉をいただく度に
思うことがあります。
それは結成時ふと思いつきから出た単純な『筆侍』という言葉です。
酔っていたとは言え(決め事で酔ってない時がない…)
絵描きが『侍』を名乗るのは如何なものかと
我々自身、心のどこかで思い続けてきた様な気もします。

しかし、子どものような単純な憧れで『筆侍』と名乗り出したと同時に
嘘から出た真、つまり『サムライスピリッツ』が心に芽生えました。
『筆侍』という名は武士に二言は許されず、食わねど高楊枝な姿勢を保つキッカケだったのです。
実際の会合はおよそ武士とは言い難い、毎度毎度の酔っぱらいのおフザケ談笑でしたが酔いが醒め各々が独りになった時、心の底に先述の『武士道』がほのかに在ったのではないかと思う次第です。

12年続けると言った以上何があっても続けねばならぬ、言い訳は無用、余計なことを考えず好敵手と真剣に勝負、陰口などは以ての外… といった精神をなんちゃってサムライとは言えそれぞれが持ち続けることが出来たのではないかと。
言葉や名前が持つ力や重要性を知る好い機会に恵まれたと今更に気づいた次第であります。

真に有難き仕合わせな仲間と時間でした。

ちょっとええかっこ言わせて頂きますと『鉛筆一本、侍日本』で描いたこの鉛筆画はそんな仲間に敬意を払いつつ一人ひとりに感謝の気持ちを込めながら自分自身とも向き合う大切な時間でした。しかしまだ終わりではないと言うメッセージをこの画に込めたくて『槍(やり)』の先を描きませんでした。あえて やり残しました。
…すんません。

長々と書き連ねてしまいましたが七人の筆侍がご縁で多くの方々と知り合うことが出来たこともまた何よりの喜びであります。
談笑の機会が何十倍何百倍にも膨れ上がる未来に期待しつつ隅から隅までずずずぃーと、今後共何卒宜しくお願い申し上げ奉り候。

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