STUDIO POOL—BLOG

’08

Nov

12

いとしい たましい

081112

もうずいぶん前に同業者のSKさんにこんな質問をされた。

「たましいってあると思う?
 もし あるとしたら どこに?」

多くのひとはこの質問に対し
「心の中」「脳内」「体の内側全体」「細胞ひとつひとつに」
というような答えを出すのだそうだ。

SKさんから返ってきた答えは自分にとってはとても新鮮だった。

たましいは 実は身体の外側をベールのように覆っているのだそうだ。

内側に在ると思い込んでいたのではじめは???な感じだったが
説明を聞くうちにとても納得した。

タマゴに例えて話してもらったので鮮明に覚えている。
人間の身体はタマゴの黄身で、たましいは白身に例えられる。
初対面の人と会ったときがひとつの例だ。
それがとても心地よいときもあれば逆の場合ももちろんある。
何も思わない場合もあれば 特別な感情を抱くときも。
これらは 全て たましいが外側にあるからこそ
たましい同士がふれあって起こる感情なのだそうだ。

電車で隣に座ったひとや、エレベーターに偶然乗り合わせたひと、
映画館の場合などは姿もよくわからないのに
なんとなく気に入ったり 嫌だったりするのも
そういうことならうなずける。
つまりは白身同士がくっついて情報交換、
あるいは相性度チェックをしてるということだ。

「気配」というのも割と敏感に察知できるのは
外側に存在するたましいが発する何かがあるから。
そういえば「オーラ」なんかは内にこもっているとは考えにくい。
たましいそのものは国や言葉によってイメージは様々だが
この外側説は自分には多いに納得できる話だった。

少し前にバージョンアップした iTunesのビジュアライザ
そんな たましい同士の歓喜に見えなくもない。
…年甲斐もなくロマンチックが止まらない。

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