モリスです。ポートフォリオありがとうございます!

イラストワークのみなさま、ご卒業おめでとうございます。
就活と卒制で忙しい中、ポートフォリオを見せていただきありがとうございます。みなさん作品のクオリティが高くとても驚きました。
それぞれの個別ページに感想を書いたので良かったら読んでください。

あと一回くらいお会いできるかなと思ってましたが、お会いできず残念です。卒業後、どのような道に進むそれぞれだとは思いますが、みなさんの活躍がすごく楽しみであります。
あまり興味がないかもしれませんが、私の学生時代はどうだったかというと、1年時は立体を専攻していおり、二年生に、就職しやすいと言った理由でグラフィックに転向したので、卒業前はあまりグラフィックや広告の仕事に興味を持てず、「まじで働きたくねぇ」と思いながら、求人票の給与と労働時間だけを眺めながら時間だけがすぎ、卒業を迎えてしまいました。
その後、どうせだったらなんか面白そうなとこがいいな、と色々探していたら、なんかよくわからんけど運良くバーナーグラフィックスさんという、すぐにテキーラを呑むデザイン事務所に拾ってもらいました。グラフィックデザインの面白さはそこで初めて体感できたような気がします。はじめてデザインした名刺の印刷が上がってきたとき、めちゃくちゃ嬉しかったのを今でも覚えてます。
バーナーでは沢山飲みに連れていってもらい、沢山の個性的な人を紹介してもらいました(仲里先生も一回ミナミで挨拶した)。社会人になったら、こんな毎日しこたま飲むんや、、朝誰も会社にこんやん。。と、自分の想像していた、社会人像とのギャップに驚きました。呑みのときしんどいので、チェイサーのビールを飲むふりをしてコッソリビールの中にテキーラを吐き(汚くてごめんなさい)、うまくやり過ごそうとしたら後でバレてしまい、めちゃくちゃ怒られました。ダメなデザインを提出したときより怒られました。呑みの時は大体怒られてました。というより、一日中ずっと怒られてました。
仕事もできませんでしたが、今振り返ると、キチンとコミュニケーションできていなかったんだと思います。呑みに連れていってもらったとき、散々「お前は何に興味があるん?、何か俺らに聞きたいことないんか?、こんな面白い人たちがいるのに、もったいないな」みたいなことを言われ続けましたが、その時は何を話していいかわからず、ありきたりなことしか話せませんでした。目の前の人にちゃんと興味を持っていなかったのだと思います。そんなやつが、一昨年皆さんに根掘り葉掘り、興味や好きなことを色々聞いてzineの授業をしていたと思うと、なんとなく感慨深いものがあります。
自分としてはバーナーでもっと働きたいなと思っていましたが、あまりの能無しっぷりに三ヶ月でクビになってしまいました。仕事の残りの一週間は、「大阪に新しく部屋も借りたのに、これからどうすんねん。。。まぁいいか、どっか旅行でも行こうかな、イギリスとかすげーいいよな。」などとこの後に及んでも何も学んでいない事が丸わかりなこと考えながら、ぼーっとボンダイブルーのimacモニターを無言で見続けていました。完全にポンコツだった私なのですが、辞める直前、なぜかバーナーの社長が、お前ええやつやからということで、「アサヒ精版っていう印刷会社があるけど受けてみるか?」と、アサヒ精版さんという老舗の印刷会社を紹介してもらいました。しかしながら、怒られに怒られ(恐らく人生で一番怒られた)連日の呑みに疲れ果てて、辞めたらイギリスに旅行する気満々だった私は、「いや、いいっす。」と秒で断りました。社長に「そうか。お前は、あうとおもったんやけどな」と言われ、しばらく黙っていました。しかし、なんとなく、しかも、めちゃくちゃ嫌やけど、イギリス行く予定やけど、なんか紹介してもらった方がいいんかもしれない、という謎の”感”みたいいなのが働き、「すいません、やっぱり受けさせてもらっていいですか?」と社長に頼みました。この時の掌返しは人生の決断ベスト何位かには入ると思います。
バーナーを辞めるときも、ありがたいことに、送別呑みに連れていってもらました。最後は明け方6時位、難波のスパディオで風呂に入った後、社長がバスローブ姿で雑魚寝しながら「今日10時面接やから、遅れたらあかんで。」と言って見送ってもらいました。社長のアドバイスで、「給料要らないから入れてくれって、言っといたら受かる。ダメでも毎日会社の玄関の掃除してたら受かる」と言われ、面接のときその通りに言って、なんとか受かりました。
アサヒに入ったとき、隣の倉庫件事務所で仲里さんを紹介してもらいました。このときの出会いが皆さんとの出会いに繋がっています。
昔話が長くなりましたが、要は何が言いたいかというと、というか、何が言いたいのかわからなくなりましたが、仲里先生の言う、可愛げがあれば、少々のことがあってもなんとかなると言うことと、あとは、ちゃんと目の前の人と真剣に向き合うってことですかね笑
夏目漱石も「愛嬌というのはね、自分より強いものを斃(たお)す柔かい武器だよ 」となんとなく通ずるようなことを言っていたみたいです。
最後、説教臭くなりましたご容赦下さいませ。
ちなみに、バーナーグラフィックスとアサヒ精版は共通の知り合いが多いので、「なんや、バーナーやめてアサヒはいったんか?」「はい、クビになっちゃいまして。。」といったパターンの挨拶を繰り返すのが結構恥ずかしかったです。。。
皆さまの明るい未来とを願っております。また機会があれば、皆さんの近況を聞かせてください。無理せず楽しく頑張ってください!

Answered

Thank You!!